40歳の保守的なおっさんが仮想通貨を買ってみた正直な感想

気まぐれに仮想通貨を買ってみた素朴な感想

一応20年近く、コツコツと働いてきたかいもあって、いやらしい話、少々余剰資金がありましたので、気まぐれに仮想通貨を買ってみました。失敗したらすぐ売ればいいと思ったし、なんか時代に取り残されるのもシャクだな、という気持ちも正直ありました。

結論から言うと、買ってみて良かったと思っています。ただ単にニュースや書籍で観察しているのと、実際に当事者になってみるのでは、やはり見えてくる世界が違うわけです。そのあたり、極めて凡人目線で素朴な感想を書いていきたいと存じます。

実際に資産が増えたり減ったりした

僕が仮想通貨を買ったのは2017年の12月初旬なのですが、その後すぐに暴騰騒ぎがありました。ビットコインが一気に200万円/BTC超えとなり、1か月位で3~4倍になりました。ビットコインが暴騰すると、基本的にその他のコインも引きずられて動きます。つまり、何を買っても上がる、という状態になるわけです。

ちなみに僕が買ったのは、時価総額上位の通貨が中心です。ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)リップル(XRP)などですね。あと今話題のネム(XEM)も買いましたよ。だいたい均等に買いました。細かい数字は避けますが、総額で200万円程度です。

まあ、トップの通貨であれば、いきなりゴミクズになってしまう可能性は低いんじゃないかな、という程度の考察です。僕は深く考えずに行動する傾向にあります。

実は買った直後、相場が少し下がりました。目の前で資産価値が10万円単位で下がっていく様子っていうのは、なかなかゾクゾクします。その後、12月下旬に、ワーッと相場が上がりました。通貨によってもちろん差がありましたが、トータルで3倍近くにはなりましたね。なお今はだいたい、元の金額に戻っています。今後がまた楽しみです。

お金って、貯金したら額が変わらないものだと思って貯めていましたが、別の形の資産にしておくと、けっこう増えたり減ったりするんですね。驚きです。

嫌悪感が消えた

正直申しますと以前は、仮想通貨は怪しいと思っていました。なんかお金で遊んでいる人達がいるなあ、という感覚です。嫌悪感があったので、よく調べてもいませんでしたから、どういうテクノロジーが使われているのか、考えた事もありませんでした。

ここでは細かい説明は省きますが、いわゆる「ブロックチェーン」という技術が基本になっているんです。これが調べれば調べるほど面白い。発想自体はとても単純なのに、これまでにそういったものはなかった。2008年に、サトシナカモトという人物が発表した論文がはじまりだと言われています。

僕も一応、工学部出身、理系のはしくれですから、調べ始めるとどんどん興味がわいてきます。今は書店にも沢山の本が出てきますから、嫌悪感を持っている人は、ひとつふたつ読んでみるとよいでしょう。思った以上に、単なるマネーゲームではなく、れっきとした技術革新です。今さら僕が力説することでもないですけどね。

お金の仕組みに興味を持った

ところで、通貨って何でしょうね。「ビットコインには実態がない」とかなんとか言う人もいますけど、じゃあ日本円の実態って何でしょう。日本国の信用の証?ではアメリカドルは?ユーロは?人民元は?ベネズエラのボリバルは?

僕はお恥ずかしい話、そういったことを考えた事もありませんでした。まあ日本円が紙屑になることは、当分ないんじゃないかなー、という程度の認識しかありませんでした。

でも実際調べていくと、そもそも法定通貨の歴史ってまだ浅いんですね。100年とか200年とかのレベルです。絶対的な信用が確立されているわけでもなんでもなく、とりあえず、制定された制度に基づいて、いまのところ大混乱なく運用されているにすぎません。

だからと言って、円がすぐにダメになるとは思いませんが、少なくとも多少、興味を持って知っておくと、ずいぶん身の振り方が変わってくると思います。仮想通貨を買ってみた副次的な効果として、「お金って?通貨って?」という事に興味がわいたという点を挙げることができます。

株式投資を始める気になった

自分の殻を破った、とかいうと格好いいんですかね。資産を日本円以外で持つ事への抵抗感が、不思議なほどなくなりました。むしろ、きちんと資産運用している人ほど、分散しておくことの重要性を説いていますね。

ということで今年から株式投資もはじめてみました。手始めに「つみたてNISA」と「iDeCo」ですね。たいしたチャレンジではないですが、何事も手を付けやすいところからやってみるのがよいのではないでしょうか。

ちなみに僕が口座を開設したのはSBI証券です。
株式投資をするならネット証券のほうがお得、というのは定番ですね。
https://www.sbisec.co.jp/

夢中になりすぎると消耗する事がわかった

仮想通貨を買ったばかりの時期は、値動きが気になったしょうがなかったですね。なにせ、ボラティリティ(変動幅)がとても大きいので、数分で10%程度上下する事もめずらしくありません。特に、2017年12月の暴騰の時は、1時間くらい目を離すと、資産価値が10万円単位で上昇していくので、ドキドキして夜中に目を覚ましたほどです。

こういったかかわり方は、思った以上に消耗します。僕はお金にそれほど執着していないつもりでしたが、自分の本性を知った気がしました。

今、思っているのは、気長に長期保有してみようということです。テクノロジーとしては素晴らしいですし、技術革新の当事者でいられることは貴重な機会です。たまたま価値が上がって儲かったら、それはそれで嬉しいですし、もし価値がなくなってしまっても、生活に支障のない範囲で投資していますから。

「まさか!」という事は現実に起きると知った

最後に付け加えておくと、「まさか、そんな事は起きないだろう」という事が、現実に起きるということです。ほとんどの方がニュースで御存じだと思いますが、コインチェックのネム通貨盗難事件ですね。

僕自身もコインチェックを利用していましたから、現在も多少の資産が動かせない状況にあります。大半は、いわゆるハードウェアウォレットに入れていましたので助かっていますが、少しやられました。油断大敵です。

ただ、後悔しているかと言うと、まったくしていません。こうしたことも、当事者でなければ経験できないことです。何がリスクで、何がリスクではないか、について具体的に考察することができましたし、今後の世界で戦っていくための戦闘力は確実に高まった気がしています。

余剰資金でやってみる価値はあった

長くなりましたが、トータルで考えると、余剰資金で仮想通貨を買ってみる価値はおおいにありました。なかなか面白い体験ができていると思います。

僕が使っている仮想通貨取引所は、例のコインチェックと、ビットフライヤーです。両方とも国内大手でメジャーですし、初心者向けという事で定評があります。
例えば1万円から始めれば、損しても最大1万円ですから、やってみたら面白いのではないでしょうか。

いまはちょっとコインチェックをお勧めするわけにいきませんので、ビットフライヤーのURLを貼っておきます。

[ビットフライヤーの口座登録サイト]

(注意)いわゆるFX、つまり信用取引は、初心者はやめておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です