星野リゾート『奥入瀬渓流ホテル』宿泊レポート

奥入瀬渓流ホテルへ到着

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JR八戸駅から無料の送迎バスで約1時間半、奥入瀬渓流ホテルへ到着!ティンバーブレース風のかわいらしいエントランスです。従業員の方が入口の前で出迎えてくれます。リゾートホテルに来たぞ、という気分になります。

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ロビーはゆったりした空間です。チェックインはロビーの椅子に座って行います。カウンターの前に立って並ぶ必要がないのが心地よいです。

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チェックインをする前に、ウェルカムドリンクがふるまわれます。青森らしく、リンゴのフルーツティーでした。バスでこわばった体にしみわたります。

客室の様子

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一目見て「デザインされている」という感じ。靴を脱いで部屋に入るタイプの洋室です。ベッドもソファも、低めで統一されていて、落ち着いた雰囲気でした。

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窓の外は奥入瀬の森。やわらかい光が差し込みます。

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ベッドは部屋のど真ん中にありますね。やや珍しい客室レイアウトだと思います。ベッドの上に長座して、窓の外の景色を見ながらのんびり読書するのもよいかもしれません。

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ソファは窓に向かって配置されています。ホテルまでの旅の疲れを、しばしウェルカムスイーツを食べながら癒しました。

ラウンジ『森の神話』

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星野リゾート『奥入瀬渓流ホテル』の目玉はなんといっても、このラウンジ『森の神話』でしょう。旅行雑誌などでもよく特集されています。

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印象的なのはもちろん、岡本太郎作のこの作品『森の神話』。重量5トンもの超大作。芸術のエネルギーが空間に充満しているかのうような印象です。

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運よく、森が見える席に案内してもらうことができました。森の中にいるような気分になります。

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食べたかった『幸福林檎のミルフィーユ(1,300円)』。さすが青森のリンゴはみずみずしくて甘い。少々ボリュームがあり過ぎたので、妻と半分ずつ食べました。

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こちらは『湧水珈琲(870円)』。奥入瀬渓流の湧水で作ったコーヒー。すっきりして飲みやすい味です。苔を模したかわいらしいスイーツもついてきます。

無料でくつろげる共用部

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奥入瀬渓流ホテルにはもうひとつラウンジがあります。それがこちら『河神』。こちらも岡本太郎作の芸術作品です。『森の神話』とは異なり、何かを注文する必要もなく、自由にくつろげる空間となっています。のんびり読書している人もいました。

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無料のコーヒースタンドがありました。また、常設ではありませんが、レモンやキュウリの入ったフレッシュウォーターも飲めます。

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名前はついておりませんが、こちらは私のお気に入りのスペース。ホテルの裏手から森へ抜ける裏口部分です。人も少なく、時間がたっぷりあれば、ここで一日読書をして過ごしたいです。

レストラン『青森りんごキッチン』

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朝食と夕食をとるのは、ここ『青森りんごキッチン』。とにかく、りんご、りんご、りんごのデザインです。シャンデリアもりんご。壁もりんご。

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夕食はビュッフェ形式でした。ビュッフェの台までリンゴで埋め尽くされているのがすごいですね。こだわりが。

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食事のおいしさは大満足レベルでした。肉もやわらかく、ひとつひとつの料理も手が込んでいます。種類が多くて全種類食べられなかったのが残念。

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搾りたてのりんごジュースが美味!目の前で絞ってくれます。新鮮すぎて、数分ですぐに分離してしまいます。写真のジュースはすでに分離済み(笑)。甘味料が入っているわけではないのに、本当に甘い。

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『青森りんごキッチン』を森からみるとこんな感じ。木立の中で、優雅な雰囲気です。

奥入瀬渓流を散策

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奥入瀬渓流ホテルに来たら、もちろんメインのアクティビティは、渓流散策です。ホテルから十和田湖まで、約14km。その間がすべて渓流沿いです。散策する方法は大きくふたつ。ひとつは歩き。もうひとつはレンタサイクル(自転車)です。

歩きのメリットは、自由にのんびりと渓流を鑑賞できること。レンタサイクルのメリットは、一気に十和田湖まで行けること。我々はレンタサイクルにしました。

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『雲井の滝』。奥入瀬渓流には10以上もの、名前のついた滝がありますが、その中でもこの滝は見ごたえがあります。高低差があり、迫力満点。

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『銚子大滝』。最も幅が大きいのがこちらの滝。滝壺の泉も面積が大きく、夏なのに涼しい空気で満たされていました。

日本一のブナの木『森の神』

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ホテルでは、ちょっとしたミニツアーを申し込むことが出来ます。そのひとつがこちら『森の神』。日本一のブナの木だそうです。

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写真に納まりきらないくらいの立派な体躯。巨木の周りは、他の木が近接して育たないため、まるでドームのような開けた空間になっています。天然の礼拝堂のような荘厳な雰囲気があります。

ミクロな苔の世界

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奥入瀬渓流の森は苔で有名です。いたるところに苔がびっしり。その昔、火山灰に覆われていた土地に、苔が生え、苔を苗床にして樹木が育ったのだそうです。

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客室には苔を観察するためのルーペが置かれています。ルーペの使い方にはコツがいりますが、それはホテルで教えてくれます。

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ルーペで観察したミクロの世界。拡大すると、コケもひとつひとつがまるで草木のような形をしているんですね。知りませんでした。

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ホテルの近くに、苔玉を売っている店があります。起田高志という人がやっているお店。元プロレスラーで、結構有名な人だそうです。私は申し訳ないことに、事前に存じ上げなかったので、「大きな人だなあ!」と素直に感心してしまいました。

アメニティなど

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洗面台はごくオーソドックスなアメニティが揃っていました。歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップなどはあります。一点、洗顔クリーム(メーク落とし)はありませんでしたので、愛用品がある人は持って行ったほうがよいでしょう。

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お風呂セットを入れるカゴがついています。記事では紹介しきれませんでしたが、近所に露天の天然温泉があり、ホテルのバスで送ってくれます。こういった配慮は地味にありがたいですね。

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奥入瀬渓流エリアでよく売っている渓流の源流水が無料で飲めます。渓流散策の際にはリュックにつめてゆくとよいでしょう。

奥入瀬渓流ホテルの情報

http://www.oirase-keiryuu.jp/

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